職員インタビュー
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同期の一声から訪問看護師に。関わりの中で気づいた相手に興味を抱き、尊重することの大切さ

病棟の同期に背中を押されたことをきっかけに、訪問看護へ転職した看護師のKさん。新鮮な学びを得られる楽しさを経験し、前職の訪問看護ステーションを退職してからも在宅で働き続けることを選びました。
そして、より自分らしく働ける環境を目指し、今年1月に白ゆりへ入職。日々、精力的に訪問するKさんが、訪問看護師として働くうえで大切にしている指針についてお話を伺いました。
訪問看護リハビリステーション白ゆり 南郷所属 A.Kさん
2026年1月5日入社 訪問看護師として従事し、札幌市・白石区近郊のご利用者さまを担当
2分でわかる!白ゆり訪問看護の働き方
きっかけは同期の「楽しいよ!」という声
——これまでの経歴を教えてください。
看護学校を卒業後、脳神経外科の病棟で4年間勤務し、転居をきっかけに訪問看護ステーションに転職しました。そこで2年ほど働いてから白ゆりに入社しました。
——転居してから訪問看護を始めた理由は?
脳神経外科で働いていたときの同期が、私より先に訪問看護を始めていて。その同期から「楽しいよ!向いてると思うし、やってみたら?」と言われ、訪問看護を意識しました。
急性期病棟は患者さんが早いペースで転院・退院されたりするので、その人の長い人生のほんの一部しか見ることができないと思うことがあったんです。退院後に痺れや麻痺を抱えながら一人で暮らす患者さんもいて、そういう方はどうやって生活を続けていくんだろうと常々考えていました。
病棟だと優先順位が常に変わっていく忙しさから、患者さんとじっくり関われないことにモヤモヤする場面もあったので、同期の言葉はいいきっかけになったかもしれないです。
——白ゆりに転職した経緯を教えてもらえますか?
脳神経外科で一緒だった先輩のSさんが白ゆりで働いているのを知り、白ゆりのことを教えてもらえたんです。「すごく働きやすいし、休むときは管理者に相談してスケジュールの調整もできる。研修も充実しているから、安心して働けると思うよ」というお話に、背中を押されたのもあります。
説明会で話を聞いて働くイメージがついたこと、年代が近い方も働いていること、元々白ゆりの施設を知っていたことなど、いくつもの理由が重なって白ゆりに決めました。母体が大きい安心感にも惹かれましたね。
——転職のタイミングで病棟に戻ることも考えましたか?
訪問看護が楽しかったので、病棟に戻りたいとは思わなかったです。以前のステーションでも、たくさんの学びがありましたし。私自身、訪問看護に向いていた部分があったんだと思います。
イメージ通りだった白ゆりの職場環境

——実際に働いてみて、入職前のイメージと違いはありましたか?
Sさんや説明会で聞いた通りだと思いました。研修もしっかりありましたし、ギャップは感じなかったです。
しいて言えば、訪問看護の経験があるからこそ、利用者さまの受け持ちが少ない研修期間も、もっと働きたいという葛藤はありました。多分、未経験で入職していたら何も思わなかったと思います。いまは徐々に訪問件数も増えてきたので、楽しく仕事をさせてもらえています。
——経験されているからこそですね。同行訪問はどうでしたか?
同行訪問は1回一緒に行って、次から任せてもらえることが多かった気がします。
私は引き継ぎの利用者さまも特にいらっしゃらなかったのもあって、オンコールに呼ばれる可能性のある利用者さまのお宅に多く行かせてもらえました。
オンコールは担当以外の利用者さまからも連絡が来るので、最初のうちから色んな方のところに連れていってもらえたのはありがたかったです。
——Kさんが所属する南郷は看護師もリハビリスタッフも多くて賑やかですよね。職場の雰囲気はどうですか?
病棟時代を思い出します。年齢が近いスタッフも多く、皆さん優しくて話しかけやすいです。でも、仕事のときのオンオフはしっかりしているので、メリハリがあると思います。
あと、仕事の相談もしやすいです。同じ訪問看護でも前の事業所とは細かいところで違いがあるので、自己判断で解釈しないよう一回自分で調べて考えてから、わからないところは相談するようにしています。
——ありがとうございます。次にオンコールについて、前職と違いはありますか?
前も週1回と多くはなかったんですが、白ゆりは月2〜3回なので回数は減りました。オンコールは、いつ呼ばれるかわからない不安がある業務なので、回数が少ない分そんなに負担は感じていないです。
複数の事業所がある分、利用者さまも多いので呼ばれやすいのかなと思っていましたが、これまでオンコールを3回持ち、まだ1回も呼ばれていないです。普段から次の訪問までの間で利用者さまが困らないよう意識した訪問をしていることが、オンコールに呼ばれる回数の少なさにつながっているのかなと思います。
大切にしている指針は、相手に興味を抱き、敬意を持って関わる姿勢でいること
——訪問するうえで心がけていることはありますか?
前の職場の先輩から教えてもらった、「病院では自分たちがホームだったけど、訪問看護は利用者さまのお家がホームだから。生活の場にお邪魔させてもらっている意識を忘れちゃいけないよ」という考えは、ずっと大切にしています。
その方の生活に対して「ここを直した方がいい、気をつけた方がいい」と言いたくなるときがあっても、関わりが浅い状態で踏み込んでしまったら、もう来なくていいと思われるかもしれない。サービスが途切れてしまうのは意味がないので、関係性を築いてから伝えるのも大事だよと教えてもらいました。
話を聞いてほしいのか、それともこっちの話も聞きたい人なのかを考えながら、お話をしっかり聞く。そこは特に大事にしています。この人は話を聞いてくれる人だと安心してもらえることで聞ける話もありますから。
あと、笑顔で明るく接することですね。不安を感じながら病気を抱えて生活している方が多いので、自分は明るくいきたいです。
——訪問看護でやりがいを感じたエピソードはありますか?
訪問看護の楽しいところは、その方の生活やこれまでの人生を教えてもらえることで、新たな学びがあることだと思うんです。中には訪問に拒否的な利用者さまやご家族の方もいますが、徐々に受け入れてもらえることで看護師ができることも増えるので、やりがいにつながります。
エピソードですと、看取りが近い利用者さまに関わったことが印象に残っています。その方はがんで、もう全然喋ることもできない状態でした。ご家族みんなで集まり、あえて宴会みたいな雰囲気でお看取りをしたんです。
喋れなくても耳は聞こえているから楽しい雰囲気で囲まれているんだとわかったとき、とても貴重な場に立ち会わせていただけたと思いました。
——Kさんは訪問看護を続けて、仕事の向き合い方に変化はありましたか?
私はコミュニケーションが苦手だったんですが、そこに対する意識は変わったと思います。
以前、認知症で怒りやすい利用者さまを引き継いだことがあって、「うん」とか「ううん」という返事しかなさらない方でした。訪問時間が30分から1時間ある中で、会話がないと処置だけで時間が余るんです。どうしようと思ったんですけど、何も出てこなかった。
そのとき同行してくれた先輩から「興味を持つことが大事だよね」と言われて、自分はその利用者さまに全然興味を持てていなかったことに気づかされました。そこからは意識的に興味を持つようにして、聞きたいことをイメトレしてから訪問に行くようにしました。
会話の質も変わって、話しやすくなることで訪問に対する苦痛も減りましたし、自分がオープンになることで利用者さまも話しやすくなったのかなと思います。
——訪問看護は一対一でじっくり関われますが、逆にそれが難しいという側面もありますね。
最初は手探りの対話になるので難しいですね。ただ、いま目の前にいる利用者さまも絶対誰かの大事な人なんだろうなと思いながら、その方を尊重し、敬意を持つようにしています。そうした姿勢って相手にも伝わるんですよね。これは病棟のときからずっと、訪問看護でも大事なことだと思います。
白ゆりリレークエスチョン:今の仕事以外だと、どんな仕事に就きたいですか?
「笑顔で、むすぶ、おもてなし」から考案した職員同士でむすぶリレー企画の第十六弾です。今回は、新さっぽろ事業所のHさんの質問に答えていただきます!
新さっぽろ事業所・Hさんのインタビュー:“望む場所で生きる”を支える看護を目指して。新人訪問看護師が感じた必要とされる喜び
【Hさんのコメント】
どんな答えが出るのか気になります!私は、ちっちゃいころに両親にマッサージをすると喜んでくれていたので、マッサージ屋です。あとは、自分で食事を提供するようなカフェもやってみたいなという気持ちがあります。
カフェの店員さんに興味があります。休みの日はおいしいカフェラテを飲みによくカフェに行くので、そういうのもいいなぁと思います。
——NEXT:友だちによく言われることは?
「○○って優しいよね」みたいに、周りからどう言われているのかって、職場の人が知らないようなギャップを知ることができそうで、面白いかなと思いました。
※本記事は取材時(2026年6月17日)のもので、記載情報は現在と異なる場合がございます。
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編集部
訪看オウンドメディア編集部
訪問看護師として働く魅力をお伝えすべく、日々奔走する白ゆりのWebメディア担当。
ワークとライフに役立つ記事を中心に、訪問看護に関するさまざまな情報を発信しています。