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【インタビュー】“望む場所で生きる”を支える看護を目指して。新人訪問看護師が感じた必要とされる喜び

【インタビュー】“望む場所で生きる”を支える看護を目指して。新人訪問看護師が感じた必要とされる喜び

訪問看護師になることを目標に、大学病院での勤務を経て白ゆりに入職したHさん。大好きな地元を離れざるを得なかった経験や高齢化が進む地域の現状をきっかけに、「その人が望む場所で過ごし続けること」を支える訪問看護に関心を持ったと言います。

今回のインタビューでは、初めての訪問看護で感じた魅力や働きがいについて伺いました。

訪問看護リハビリステーション白ゆり 新さっぽろ所属 S.Hさん
2025年6月1日入社 訪問看護師として従事し、札幌市・厚別区近郊のご利用者さまを担当


2分でわかる!白ゆり訪問看護の働き方

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「望む場所で過ごせる方を増やしたい」という想いから、訪問看護師を目指す

——Hさんは、訪問看護師になりたくて看護師を志したそうですが、そのきっかけは何だったのでしょうか?

私の地元は、ご高齢の方だけで生活をしている世帯も多い地域でした。病院の数が限られていたり、診療科によっては十分な治療が受けられなかったりと、さまざまな事情から地域での生活を続けることが難しい現状を目にしてきました。

私自身、地元が大好きだったにもかかわらず、大学進学を機に地元を離れざるを得なかった経験があります。そのとき、「本当はここで暮らしたいのに」という歯がゆい思いをしました。

そんな中で訪問看護師の存在を知り、これが私の地元やほかの地域にも広がれば、望む場所で過ごせる方が増えていくんじゃないかと思ったんです。「こんなにすてきな働き方があるんだ」と感じたことが訪問看護師を目指した原点でした。

——病院では、どのような経験をしましたか?

急性期の病院で、整形外科に4年半、ICUに1年半勤務しました。整形外科では患者さんのADLの介助やリハビリ、退院支援などを経験し、ICUではさまざまな疾患の看護に携わらせていただきました。

また、ICUは薬剤師さんや臨床工学士さんなどと連携する場面も多く、多職種連携の経験も積ませてもらえたと思います。

訪問看護に少しでも活かせるよう経験を積みたいと考えていたので、大学病院というさまざまな疾患を持つ患者さまと接する機会が多い環境で、幅広い学びを得ることができました。

——転職を考え始めたきっかけは何でしたか?

大きく分けて3つ理由があります。

1つは、急性期病院では、患者さん一人一人に対して時間をかけて関わることが難しく、そのギャップに思い悩むこともあったからです。2つ目は、自分の希望通りの診療科に配属されるわけではないので、知識や技術の取得に思った以上に時間がかかってしまうことへの焦りがあったこと。3つ目は、結婚を機に、今後のワークライフバランスについても考えるようになったことです。

「知識や技術を十分に身につけないと訪問看護は難しい」と聞いていたので、しばらくは病院で経験を積もうと考えていました。ですが、ちょうどいくつかの転機が重なったこともあって、「今こそ訪問看護に挑戦してみよう」と思い、転職を決めました。

——初めての訪問看護で不安もあったかと思いますが、なぜ白ゆりを選ばれたのでしょうか?

正直なところ、退院支援や慢性疾患を持つ方との関わりは経験してきましたが、それでも「これまでの経験だけで、訪問看護に通用するだろうか」という不安はありました。

そんな中で白ゆりは、母体が大きく、同世代のスタッフも多く働いていることに勇気づけられたと言いますか、「ここなら、自分でも大丈夫かもしれない」と思えたことが、背中を押してくれた理由の一つです。

また、ホームページやSNSで見たスタッフの皆さんの笑顔から、職場の明るい雰囲気が伝わりました。活き活き働く姿を見て、「私もこの環境で訪問看護を始めたい」という思いが強まり、白ゆりを選びました。

「あなたが来てくれてうれしい」——その言葉に、訪問看護のやりがいを実感

インタビューを受ける訪問看護師のHさん

——転職してみて、病院との違いにギャップを感じる部分はありましたか?

利用者さんとの関わり方はイメージ通りでしたが、実際に働いてみると、やはり病院との違いを感じます。

病院では、ケアに必要なものは一通りそろってますが、在宅はお家にあるもので工夫する必要がありますし、物を新たに用意する場合も、利用者さんの経済的な負担を考えなければなりません。

その方の視点に立った看護を考える必要があり、試行錯誤を繰り返しながら進めていく点は訪問看護特有の難しさかな、と。

あとは、顔出しですね。最初は緊張しましたが、先輩が「一緒に行こう」と声をかけてくださり、安心して取り組めました。実際に利用者さんを担当するようになると、ケアマネジャーさんと共通の話題も増え、会話を重ねる中で少しずつ関係性が築けていると感じています。

今では「あそこのケアマネジャーさんと直接話したいな」と思うようになり、顔出しは訪問看護において大切なコミュニケーションの一つだと実感しています。

※顔出し…ケアマネジャーに直接挨拶する「顔出しコミュニケーション」のこと

——訪問看護のやりがいや魅力を教えてください。

病院では、治療に必要だから看護師がいるという感覚だったのですが、訪問看護では、私たちが訪問すること自体を喜んでくださる利用者さんも多いと感じています。

私が初めて担当した利用者さんは、別の事業所から移られて間もなく、「体調も落ち着いているから訪問看護は必要ないのでは」というお話がありました。元気だからこその判断だと思いましたが、以前の事業所と比べて、自分の関わりが足りなかったんじゃないかと悩みましたね。

その後、訪問診療の先生のアドバイスもあり、訪問を継続させていただきました。それから少しずつ関係性を築くことで「看護師さんが細かく説明してくれたり、ゆっくり話を聞いてくれるから、来てくれると安心するし、うれしいんだよね」といったことを話していただき、「私の関わりは間違っていなかった」と思うことができました。

病院では関係性が深まる前に退院されてしまうことも多かったので、こうはいかなかったと感じます。

在宅では、長くお家で過ごすための頼れる存在として、訪問看護を選んでいただける。必要としてもらい、喜んでもらえること、そして利用者さんの「自宅で過ごしたい」という望みを支える力になれることが、訪問看護の大きなやりがいであり、魅力だと思います。

その場だけで終わらせない看護を、少しずつ考えられるようになってきた

——入職して約半年が経ちますが、訪問看護師として成長してきたと感じることはありますか?

訪問したその場だけで完結するのではなく、何が起こり得るかを想定したケアを考えられるようになったことです。

病院とは違い、訪問看護だと次に訪問するまでに時間が空いてしまうため、その間に起こり得ることやトラブルへの対応までを想定し、利用者さんにお伝えする必要があります。そうした視点でアンテナを広げ、多角的な考えができるようになったと思います。

また、利用者さんとの信頼関係の大切さも実感しています。人となりや好きなこと、ご家族との関係性などを知ることで、相手も私のことを知りたいと思って話しかけてくれるようになります。

それをきっかけに、治療に対する思いが引き出され、より良い看護につながっていく。コミュニケーションへの理解を深められたことも、成長を感じる部分です。

——今後は、どのような訪問看護師を目指していきたいですか?

利用者さんが困ったときに「白ゆりのHさんに相談しよう」と思ってもらえるような、安心感のある訪問看護師になりたいです。

また、訪問看護師の中では比較的若い世代なので、同じ世代の方に「訪問看護っていいな」と感じてもらえるような存在にもなっていけたらと思います。

ゆくゆくは、訪問看護を地域に伝えながら、一人でも多くの方が自分の望むお家や地域で過ごせる社会づくりのお手伝いができたらうれしいです。

——最後に、白ゆりに興味があるけど一歩を踏み出せないという方に向けてメッセージをお願いします。

私自身、初めての訪問看護で不安はたくさんありました。それでも白ゆりは、教育体制が充実し、同世代のスタッフも多いので安心できると思います。

先輩方も温かく見守りながら成長を助けてくれるので、訪問看護に挑戦するにはぴったりの職場です。訪問看護に興味のある方と、一緒にがんばっていけたらうれしいです。

白ゆりリレークエスチョン:自分を動物に例えると?

「笑顔で、むすぶ、おもてなし」から考案した職員同士でむすぶリレー企画の第十五弾です。今回は、発寒事業所のKさんの質問に答えていただきます!

発寒事業所・Kさんのインタビュー:20代で挑戦した訪問看護で実感した、その人の生活に合わせた看護のやりがい

——自分を動物に例えると?

【Kさんのコメント】
私は……猫でしょうか。どんな動物に例えられるのか、興味があります!

猫ですね。私自身猫が大好きで、2匹飼っているので。もし猫になれたら一緒に遊びたいなと思います。

——NEXT:今の仕事以外でなれるとしたら、どんな仕事に就きたいですか?

私は、ちっちゃいころに両親にマッサージをすると喜んでくれていたので、マッサージ屋です。あとは、最近、兄妹が家に遊びにくるときにたくさん料理をつくって喜んでもらえるので、自分で食事を提供するようなカフェもやってみたいなという気持ちがあります。

※本記事は取材時(2026年1月14日)のもので、記載情報は現在と異なる場合がございます。


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編集部

訪看オウンドメディア編集部

訪問看護師として働く魅力をお伝えすべく、日々奔走する白ゆりのWebメディア担当。
ワークとライフに役立つ記事を中心に、訪問看護に関するさまざまな情報を発信しています。

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