訪問看護のこと
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訪問看護師の1日の流れを解説!忙しい日に気をつける点やオンコールの流れは?

「訪問看護って1日に何件訪問するの?スケジュールの流れってどうなの?」
「オンコールの待機中はどう過ごすの?」
看護師の働き方の一つに訪問看護がありますが、訪問看護に携わったことのない方には上記のような疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?
この記事では訪問看護師の1日の流れや、忙しい日に気をつけるべきこと、オンコール待機中の対応について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
2分でわかる!白ゆり訪問看護の働き方
目次
訪問看護師の一日の流れ|詳しいスケジュールは?
訪問看護師は、利用者さまの自宅や個人が居住する施設に赴き看護ケアを行います。1日の訪問件数は4〜6件になることが多く、移動時間も考慮してスケジュールを管理します。
ここでは訪問看護師の1日の流れについて、5件の訪問を基準に説明します。
訪問看護師の1日のスケジュール

訪問看護師の業務は利用者さまに応じた看護や支援を提供することが基本ですが、訪問看護計画書や報告書の作成など事務作業もあります。それでは、時間軸に沿って1日の典型的なスケジュールを見ていきましょう。
8:30~9:00 出勤
多くの訪問看護ステーションが業務を開始する始業時間です。
主に、朝礼や掃除、ラジオ体操、申し送り、メール・電話確認後、訪問準備をします。朝礼では、職員間による連絡事項の共有、昨日のオンコール内容・利用者さまのケアや状態について報告と相談などを行います。
利用者さま毎に訪問時間や曜日が異なるため、訪問スケジュールはあらかじめ組まれています。朝礼後はすぐに訪問へ向かう場合もあれば、訪問時間まで報告書書類を作成したり、ケアマネジャーや利用者さまのご家族と連絡を取ることもあります。
9:30~12:00 午前の訪問
午前中は1〜2件ほど訪問します。移動手段は車や自転車、公共交通機関、徒歩など、各ステーションによって異なります。
利用者さまの自宅に訪問し、個々の状態に合わせた看護ケアを提供します。前回の訪問記録も参考にしながら看護を行い、ケアの後は記録を残します。
12:00~13:00 休憩時間
2件ほど訪問を終えたらお昼休憩を挟みます。
昼休憩の決まりは訪問看護ステーションによって変わり、外食や車内での休憩が認められているステーションもあります。次の訪問まで時間が空く時などは、ステーションに戻って昼食をとる看護師も多く、そこで利用者さまの情報共有をすることもあります。
休憩は厳密な時間帯で設定されているわけではなく、自分の仕事が一段落した後に取ることが多いです。
13:00~17:00 午後の訪問
午後は1〜3件ほど訪問します。午前中の訪問もそうですが、1件につき30・60・90分の訪問時間が一般的です。自宅への訪問だけでなく、サービス付き高齢者住宅、有料老人ホームなどの施設に入居している利用者さまへの訪問看護もあります。
17:00~17:30 事務作業など~退勤
訪問後はステーションへ戻り、管理者や担当の看護師、その日のオンコール当番の看護師に報告・利用者さまの情報の引き継ぎを行います。
近年はタブレットやスマートフォンを活用した電子記録を導入するステーションも増えており、記録業務の効率化が進んでいます。訪問中に入力を済ませることで、退勤前の事務作業を短縮できるケースもあります。
月末近くになると、医師やケアマネジャーに提出する報告書の作成により残業が発生する場合もあるので、書類の確認はこまめに行うことを意識しましょう。
1日の業務が終了したら、片付けや訪問バッグの中身の補充を行い、次回出勤日の訪問の確認をしてから退勤します。実際の仕事内容については、以下の記事で解説しています。
【関連記事】
訪問看護の仕事内容を解説!病棟との違いから1日の流れも紹介
忙しい日に気をつけるべきことは?

訪問看護における1日のスケジュール例について紹介しましたが、実際に訪問するとなるとその日によって忙しさも変わります。特に忙しい日に気をつけるべきこと3点を、以下にピックアップしました。
- 休憩時間はしっかり確保する
- 移動時間は余裕をもって確保しておく
- 書類作成の業務が集中すると残業になる可能性を考慮する
休憩時間はしっかり確保する

1日の訪問件数は4〜6件になることが多いと前述しましたが、スケジュールの内容によっては時間に追われる日もあります。
そのような時でも、少なくとも30分は休憩を取り、残りの30分は後で取るなどの調整を行いましょう。そのためには、普段から空いている時間に書類作業など、できることを済ませておくことがポイントです。
訪問看護ステーションごとに違いはありますが、ケアに対しての集中力を切らさないためにも休憩時間はしっかり確保することが大切です。
移動時間は余裕をもって確保しておく
訪問時の移動時間は、余裕をもって確保しておくことが重要です。特に車移動や公共交通機関の場合は、その日の交通状況によって移動時間が左右されることも多く、予想外の遅延が発生することもあります。
例えば、地方の訪問看護ステーションは車移動で訪問することが多く、道路が通行不能になるなど思わぬトラブルに遭遇する可能性もあります。その場合、迂回路を使うことで時間が余計に掛かることも考慮に入れておくことが必要です。
山間部や雪が多い地域では一人での運転が危険な場合もあるので、地理に詳しい人にあらかじめ道を聞いておく、Googleマップなどを参考に道順を確認しておくなど、時間に余裕を持たせる対策も重要になります。
書類作成の業務が集中すると残業になる可能性を考慮する
訪問看護では、訪問看護計画書と訪問看護報告書の作成業務もあります。訪問看護計画書は新規や更新の際に作成し、訪問看護報告書は定期的に作成して提出する必要があります。
日中は訪問に時間を割くため、多くの看護師は朝の訪問前や退勤前の時間を利用して書類作成を行います。そのため、書類の提出期限が重なる時期には業務が集中し、残業が発生することもあります。
業務に追われないためには、自分のスケジュールの組み立てを工夫し、日頃から業務の中で時間を見つけて少しずつ作業を進めていくことが非常に重要です。
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訪問看護が時間内に終わらない理由は?経験の浅い看護師に伝えたい原因と対策
オンコール当番の日の流れ|どう過ごすべき?

訪問看護におけるオンコールとは、利用者さまの急変や緊急時に備えて電話での対応を行う体制のことで、24時間365日・いつでも利用者さまが看護師に連絡を取れる状態をいいます。
通常の勤務時間中は訪問看護ステーションが電話対応を担い、それ以降はオンコール対応の看護師が専用の電話を持って対応します。
ここでは、オンコール当番の日の退勤後の対応について説明します。
オンコール当番中はいつでも電話に出られる状態で過ごす
訪問看護のオンコール当番中は、基本的に自宅で過ごすことができますが、常にオンコールに対応できる状態を維持する必要があります。
夜勤や当直勤務とは異なり厳密な行動制限は特にありませんが、状況によっては利用者さまのお宅へ訪問する必要があるため、外出を控え、常に動ける状態を保つようにしましょう。
なお、実際のオンコール対応は電話のみで完結するケースも多く、夜間に利用者宅へ出向くことは頻繁ではありません。白ゆりでは月に数回程度のオンコール当番があり、チームでローテーションを組んでいるため、一人に負担が集中しない体制を整えています。
夜中でも利用者さまの自宅に赴く可能性がある
オンコールの場合、時には夜中に緊急の電話がかかってくることもあります。電話で状況を確認し、緊急性が高く電話では解決できない場合は、利用者さまの自宅へ向かいます。
訪問看護師は、このような突発的な事態にも臨機応変な対応が求められますが、自分の判断だけで決めかねる場合は、ほかの看護師に相談してみるのも良いでしょう。
退勤後に受けた電話の内容や対応については、翌日の朝礼で報告し、担当のケアマネジャーにも電話で報告します。それぞれの連絡を密にすることで利用者さまの状態と今後の対応を看護師間で共有でき、適切なケアを提供し続けられます。
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訪問看護師の1日に関するよくある質問
訪問看護師の働き方について、よく寄せられる質問をまとめました。転職を検討している方や、訪問看護の仕事をまだよく知らないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
訪問看護師は1日に何件訪問しますか?
一般的には1日5〜6件が目安です。1件あたりの訪問時間は30分・60分・90分が基本となっており、利用者さまの状態やケア内容によって異なります。
白ゆりでも1日平均4〜6件を目標にスケジュールを組んでおり、訪問件数が偏らないよう事業所の管理者がスケジュールをまとめています。
昼休憩は取れますか?
基本的に1時間の休憩が確保されていますが、訪問スケジュールの状況によって取得タイミングは前後することがあります。
ステーションに戻って休憩する日もあれば、移動の合間に車内で休憩する日もあります。休憩を後ろ倒しにしすぎないよう、自分でスケジュールを調整することが大切です。
白ゆりは所属事業所の近隣を訪問するため、昼休憩時にはステーションに戻る職員が多いです。
オンコールは毎日ありますか?
毎日ではありません。多くのステーションではチームでローテーションを組んでいるため、月に数回程度の当番が一般的です。看護師や利用者さまの人数によって回数は異なるので、事前に確認すると良いでしょう。
白ゆりのオンコール待機回数は、月平均2~3回と業界では少なめです。
まとめ
訪問看護師の一日は、利用者さまによって毎日少しずつ異なります。決まったスケジュールの中でも、急な状態変化や訪問時間の調整が発生することもあり、臨機応変な対応が求められる仕事です。
その一方で、利用者さまの自宅という「生活の場」に関わり続けられることは、病棟では得られにくいやりがいでもあります。大変な日もありますが、チームで連携しながら一人ひとりの暮らしを支えていくことが、訪問看護の魅力でもあります。
訪問看護師としての働き方について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
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編集部
訪看オウンドメディア編集部
訪問看護師として働く魅力をお伝えすべく、日々奔走する白ゆりのWebメディア担当。
ワークとライフに役立つ記事を中心に、訪問看護に関するさまざまな情報を発信しています。