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医療事務もチームの一員。訪問看護を支える「CS」という働き方

医療事務もチームの一員。訪問看護を支える「CS」という働き方

訪問先で活躍する看護師やリハ職を陰から支えるCS(コミュニケーションスタッフ)。Oさんは、CSとして周囲に目を配りながら、スタッフが安心して働ける職場づくりに貢献しています。

今回は、感謝の言葉にやりがいを感じながら働くOさんに、訪問看護の医療事務の魅力やチームでの関わりについてお聞きしました。

訪問看護リハビリステーション白ゆり 北30条所属 C.Oさん
2021年1月25日入社 CS(コミュニケーションスタッフ)として従事し、北30条にてスタッフのサポート役を担う


2分でわかる!白ゆり訪問看護の働き方

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専門学校での学びを活かしたい。未経験から挑戦できた白ゆりとの出合い

——Oさんは白ゆりに入職される前も医療事務で働いていたと伺っています。

医療事務を学べる専門学校在学中に眼科クリニックで働き、卒業後に退職しました。その後は、矯正歯科で歯科助手兼受付として3年半ほど勤めました。

ただ、受付といっても矯正歯科なのでレセプト業務はほとんどなく、実際には歯科助手としての役割が大きかったです。

——矯正歯科を退職した理由は?

医療事務の知識を活かしたかったのですが、先生や歯科衛生士の補助がメインになってしまい、自分に合わないと感じる部分がありました。

また、コロナ渦でマスクを着ける人が増えたことで矯正を希望する方も増加し、受付業務も自分のキャパを超えるほど忙しくなってしまって……。そうした理由から、このまま勤め続けるのは難しいと感じ、転職を決意しました。

——そうだったんですね。そこから白ゆりに応募されたきっかけは何だったのでしょうか?

医療事務の専門学校を卒業したので、その学びを活かしたいと考えました。

ですが、病院やクリニックは医療事務の経験年数を条件にした求人が多く、なかなか応募につながりませんでした。そんななか、未経験でも応募可能だった白ゆりを見つけたんです。

当時は「訪問看護」という言葉すら知らなかったのですが、興味があったので見学会に参加し、そこで訪問看護の基本的な内容を教えてもらいました。

“訪問看護の事務は特殊”と聞いて「学校で学んだことを活かせるのか」と不安もありましたが、病院や薬局との連携が多いと知り、「それなら自分も活躍できるかも」と応募を決めました。

——職場見学会の印象はいかがでしたか?

見学会では話を聞くだけでなく、実際の業務の様子や使用している資料も見させていただきました。入社後の働き方や仕事内容を具体的にイメージしやすくなり、とても参考になりました。

入職して感じた風通しの良さと相談しやすい空気

——入職前後でイメージのギャップはありましたか?

見学時に詳しく説明してもらえたので、大きなギャップは感じなかったです。ただ、職場の風通しの良さがイメージ通りだったので、驚いたのを覚えています。

看護師さんに対しては「忙しくて話しかけにくそう」というイメージがありましたが、白ゆりはそういったことが全くなく、コミュニケーションが取りやすかったです。

——現在の仕事内容について教えてください。

日々の業務は、電話応対や書類の入力、必要な書類が届いているかの確認、新規利用者さんの情報登録などです。

月末月初には、レセプトや請求書の印刷・封詰めといった請求業務を中心に行っています。また、事業所の売上月報の作成やケアマネジャーへ送る報告書の確認・封入も担当します。

——幅広いですね。業務は研修で教わったと思いますが、参加した当時の印象は?

教育担当のCSさんはとても忙しい方でしたが、「わからないことは本当に何でも聞いて。5分考えてもわからなかったらすぐ聞いてね」と言ってくださって、質問がしやすい雰囲気がありました。

何がわからないのかわからないという状態でも、その場ですぐに質問ができたので、疑問を抱え込まずに済みました。自分のペースに合わせて、丁寧に教育してくださった印象があります。

——“訪問看護の医療事務は特殊”と話していましたが、実際はどうでしたか?

特殊だと感じたのは、スタッフへの報告や確認のタイミングです。

病院やクリニックでは同じ建物内に医師や看護師がいて、タイミングが合えばすぐに確認できますが、訪問看護ではそれが難しいですね。

看護師やリハスタッフは朝から夕方まで外出していることが多いので、利用者さんからのお問い合わせや病院から急ぎの連絡が入った際は、その場をどう対応するか自分で考えなければなりません。

特に北30条はそのようなケースが多いので、報告や相談のタイミングを見極める必要があると感じました。

——ありがとうございます。業務の中で、専門学校で学んだことを活かせる場面はありましたか?

医療保険のレセプトについては学校で学んだ知識が役立っていて、制度の理解がしやすかったです。

あと、学校ではありませんが、前職で身につけた電話応対のスキルも活かすことができました。業務を教えてくださったCSさんから「電話うまいね」と褒めてもらえたのはうれしかったですね。

“縁の下の力持ち”として、チーム全体を支える存在でありたい

——訪問看護はチームで動くことも重要ですが、チームの一員として意識していることはありますか?

私たちCSは訪問に出ることがない分、利用者さんの情報をスタッフからどれだけ伝えてもらうか、また引き出せるかがとても大切だと思っています。

例えば、緊急対応によって加算が追加された利用者さんがいた場合、通常はスタッフから報告してもらえますが、忙しいと報告を忘れてしまうこともあります。そうしたときに、少しでも気づくきっかけがあれば、すぐに確認するようにします。

また、保険関係についても、見慣れない書類が届いたときや、新規利用者さんの情報を入力するときなど、細かい部分まで確認が必要になります。わからないことはすぐに主任や所長に相談し、事務側からもスムーズな業務進行を意識しています。

——北30条で働くスタッフの印象を教えてください。

優しい方が多いですね。人間関係で悩んでいるという話はあまり聞きません。

忙しくても丁寧に接してくださいますし、電話にも積極的に出てくれたり、「何か手伝いますか?」と気にかけてくれる方も多いので、とても感謝しています。

——訪問看護の医療事務として、やりがいを感じる場面はありますか?

やっぱり、スタッフから「いつも助かっているよ」「ありがとう」といった感謝の言葉をいただけることが、一番のやりがいです。

また、直接お会いしたことはなくても、スタッフを通して「電話対応してくれた方がとても丁寧だった」と利用者さんから言っていただけることもあり、そうした声を聞いたときは本当にうれしくなりますね。

——今後、挑戦したいことや目指したいことはありますか?

CSは“縁の下の力持ち”だと思っているので、これからも周囲の状況に目を配りながら、スタッフの皆さんが働きやすい環境づくりを目指していきたいです。

スタッフが訪問から戻ってきたときに、少しでも安心できる事務所だと感じてもらえるように、サポート役として自分の持っている知識を活かしながら、チーム全体に貢献していけたらと思います。

白ゆりリレークエスチョン:休日の過ごし方は?

「笑顔で、むすぶ、おもてなし」から考案した職員同士でむすぶリレー企画の第十三弾です。今回は、北30条事業所のAさんの質問に答えていただきます!

北30条事業所・Aさんのインタビュー:資格がなくても始められた。訪問看護を支える医療事務という選択肢

——休日はどのように過ごしていますか?

【Aさんのコメント】
私は予定がない日はずっとゴロゴロしています(笑)。充実した過ごし方を知っていたら教えてほしいなと思います。

友だちや家族と旅行に行ったり、ライブや飲みに出かけることも多いです。平日の夜や金曜の夜も飲みに行きます!

ただ、家で過ごすときは本当にもうダラダラで(笑) もう一歩も家から出ない。なので、外出するときは思いっきり楽しく過ごして、家にこもるときはずっとこもるって感じで休日を過ごしています。

——NEXT:もし1日だけ別の職業になれるとしたら何になりたいですか?

ちなみに私は結婚式が大好きなので、ウェディングプランナーになってみたいです。もし私がウエディングプランナーだったら、結婚式をとことん盛り上げて色んな人を泣かせたいと思います。

※本記事は取材時(2025年9月17日)のもので、記載情報は現在と異なる場合がございます。


白ゆりでは一緒に働く仲間を募集中です

訪問看護リハビリステーション白ゆりでは、地域医療を一緒に支える訪問看護師・理学療法士・作業療法士を随時募集しています。

  • 在宅医療の現場に興味がある
  • 自宅で療養する利用者さまの生活を支えたい
  • 主体性を持って働く仕事がしたい

など、訪問看護に興味のある方は、ぜひ職場見学会にご参加ください。皆さまのご応募をお待ちしております。

採用情報はこちら👇
訪問看護リハビリステーション白ゆり採用サイト(札幌・函館)

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編集部

訪看オウンドメディア編集部

訪問看護師として働く魅力をお伝えすべく、日々奔走する白ゆりのWebメディア担当。
ワークとライフに役立つ記事を中心に、訪問看護に関するさまざまな情報を発信しています。

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