訪問看護のこと

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訪問看護のやりがいとは?利用者さまの療養生活を支える看護の魅力

訪問看護のやりがいとは?利用者さまの療養生活を支える看護の魅力

病院で働くなかで、「もっと患者さん一人ひとりの希望に寄り添った看護がしたい」と感じたことはありませんか。そうした思いを抱いたとき、1人の利用者さまとじっくり向き合える訪問看護に関心を持つ方も多いでしょう。

一方で「実際にどんなやりがいがあるのか」といった疑問から、一歩を踏み出せずにいる方も少なくありません。訪問看護の魅力は、利用者さまの“暮らしそのもの”を支える看護ができる点にあります。

本記事では、訪問看護ならではのやりがいを、白ゆりで働く看護師のエピソードを交えながら具体的に紹介します。訪問看護に興味がある方や転職を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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訪問看護のやりがいとは?

訪問看護師と利用者さま

訪問看護のやりがいは、利用者さまの「できるだけ自宅で生活を続けたい」という想いを支えられることにあります。

病棟では退院後の生活まで深く関わることは難しいですが、訪問看護では実際の生活の場に入り、その人の日常や価値観、背景を直接知ることができます。

観察力や判断力、調整力といった看護師としての専門性を活かしながら、「暮らしに寄り添う看護」を実践できることは、訪問看護ならではの大きな魅力です。

白ゆりスタッフに聞く|訪問看護のやりがいを感じた瞬間

白ゆりの訪問看護師が感じたやりがい

訪問看護は、実際に働いてみて気づく魅力や発見が多い仕事です。ここでは、現場で活躍する訪問看護師が感じたやりがいについて、エピソードを交えて紹介します。

信頼関係が深まることでニーズに沿った看護ができた

訪問看護リハビリステーション白ゆり発寒|S.Aさん

大学病院や地方病院、クリニックの外来を経て白ゆりに入職したAさんは、現在、発寒事業所の管理者として活躍しています。

入職して間もないころ、認知症で服薬管理が難しいとされる利用者さまへの対応を依頼されました。しかし、内服管理を提案すると「信用されていないんですね」と強く拒否され、関係性がぎくしゃくしてしまったそうです。

そこでAさんは、ご本人のこれまでの人生や想いを尊重する関わりへと姿勢を見直しました。丁寧に寄り添うなかで信頼関係が築かれ、最終的には「お願いできるならありがたい」と服薬管理を任されるようになりました。

信頼関係の大切さを改めて実感した体験であり、大きなやりがいにつながったそうです。

【S.Aさんのインタビュー記事】
大切なのは信頼関係という下地。看護師が語る訪問看護の奥深さ

「家に帰りたい」という望みを叶える支援ができた

訪問看護リハビリステーション白ゆり南郷|M.Wさん

病棟勤務を経て白ゆりに入職したYさんは、管理者として活躍しています。

状態が厳しく、自宅退院は難しいとされていた利用者さまが「一度でいいから家に帰りたい」と希望されたことがありました。

Yさんは多職種のサポートも得ながら、短期間でも在宅療養ができる支援体制を整えることで、利用者さまの希望を叶えることができました。亡くなられた後、ご家族から「なんとか一回でも帰ってこれてよかったです。頼んでよかったです」と感謝の言葉をいただいたそうです。

訪問看護師の役割は利用者さまの望む生活をサポートすることであり、Yさんはその役割を全うできたことで大きなやりがいを感じることができました。

【M.Wさんのインタビュー記事】
病院からキャリアチェンジした看護師が見出す訪問看護の真意とは

困ったときの頼れる存在になれた瞬間

訪問看護リハビリステーション白ゆり手稲|A.Nさん

病棟や訪問看護の経験を経て白ゆりに入職したNさんが、以前担当していたリハビリメインの利用者さまがいました。

リハビリ中心なので、看護師の関りは週1回の状態観察のみ。ですが、利用者さまが体調不良で発熱した際、真っ先に訪問看護師へ連絡をくれたことがありました。すぐに訪問対応したところ、「やっぱり来てもらうと安心だわ」と感謝の言葉をもらったそうです。

短時間の関わりでも、いざというときに頼ってもらえる存在になれたことが、Nさんにとって大きな喜びになりました。

【A.Nさんのインタビュー記事】
病棟から在宅へ、看護師20年目の再挑戦。改めて感じた向き合う看護の大切さ

訪問看護はやりがいがある一方で難しさもある

訪問看護には病院では得られないやりがいがありますが、同時に難しさがあるのも事実です。ここでは、訪問看護でよく挙げられる大変さや難しさについて解説します。

自己判断力や柔軟性が必要

訪問看護は看護師が1人で訪問することから、訪問先での判断や対応を自分自身で行う場面が多くあります。在宅は設備や環境や利用者さまごとに異なるため、その場に応じた柔軟な判断が求められます。

事業所の相談体制は整っていますが、病棟のように常に周囲にスタッフがいる環境ではないため、慣れるまではプレッシャーを感じやすいでしょう。

ただし、訪問看護は決して1人で抱え込む仕事ではありません。困ったときは一度持ち帰って早めに相談するなど、チームで協力し合う意識が重要です。

深いコミュニケーションならではの大変さ

訪問看護は継続的に同じ利用者さまを担当するため、信頼関係を築きやすい反面、距離感に悩むこともあります。

「何でも頼まれる存在」になりすぎないよう看護師としての役割を意識し、本当に看護師が担うべきことなのか、利用者にとって何が最も重要なのかを常に考えて行動することが重要です。そのためには、一定の距離感を持った関わりを意識する必要があります。

利用者さまの生活を考え、適切なサービスにつなげる視点を持ち続けることが、質の高い支援につながっていきます。

オンコール対応への緊張

オンコールの対応に不安を感じる看護師は少なくありません。待機中の「いつ鳴るかわからない」という緊張感から、眠れぬまま朝を迎えてしまったという声も聞かれます。

緊張しやすい理由としては、電話越しの限られた情報で緊急度を判断しなければならないことや、普段担当していない利用者さまから連絡が来る可能性があることが挙げられます。

慣れないうちは先輩のフォローを受けたり、連絡が入りやすい利用者さまの情報を事前に共有しておくことが大切です。

何年経験を積んでもオンコールへの不安が完全になくなるわけではありませんが、事前の準備と経験の積み重ねによって対応力は確実に高まります。自分が安心して動けるよう、普段から備えておくことが重要です。

訪問看護で得られる3つのスキル

事業所で歓談する訪問看護師

在宅医療の需要が高まる昨今、訪問看護の経験は将来に活かせる看護の知識や技術を身につけることができます。ここでは、訪問看護で得られる3つのスキルについて紹介します。

在宅医療の看護経験

「生活を支える」という視点で看護を実践できることは、訪問看護ならではの貴重な学びです。退院後の生活全体を見据えて関わる経験は、看護師としての専門性を深めてくれます。

在宅では、住環境や家族背景、生活リズムなどが一人一人異なるため、その状況に応じた判断や対応が求められます。実践を重ねることで、判断力や応用力が自然と身につきます。

訪問看護で培った在宅医療の経験は、どの領域の看護にも応用でき、将来的なキャリアの選択肢を広げてくれるでしょう。

コミュニケーションスキル

訪問看護では、会話だけでなく、表情や生活背景から思いをくみ取る関わりが求められるため、日々の訪問を通して傾聴力などのコミュニケーションスキルが自然と磨かれていきます。

また、医療的な内容を分かりやすく伝える説明力や、相手の気持ちに寄り添いながら対話を重ねる姿勢も身につきます。

さらに、医師やケアマネジャーなどの多職種との連携では、必要な情報を的確に伝える力も養われます。相手や場面に応じて伝え方を工夫する技術が身につく点は、訪問看護ならではの大きな学びと言えるでしょう。

視野が広がる

訪問看護は診療科の枠にとらわれず、幅広い疾患や年齢層の利用者さまに関わる点が特徴です。これまで経験のなかった分野やケースに触れることで、看護師としての視野が自然と広がっていきます。

また、訪問看護師は医師や介護職などさまざまな関連職種と関わる機会が多く、異なる視点や考え方に触れることができます。その中で、医療・介護・福祉がどのようにつながり、支え合っているかという全体像を把握できるようになります。

こうした経験を通して、目の前のケアだけでなく、利用者さまの暮らしを多角的に捉える視点が養われていくでしょう。

訪問看護でやりがいを持って働き続けるための考え方

訪問看護と病院は異なる点が多く、業務に慣れるまではやりがいよりも大変さを強く感じてしまうことがあります。そのため、「訪問看護は自分に向いていないのでは」と悩む場面も少なくありません。

しかし、先にも述べたように、訪問看護は看護師として「人の生活や人生を支える」という貴重な経験を積める仕事です。

現在、第一線で活躍している訪問看護師も最初から自信があったわけではありません。誰もが初心者としてスタートし、チームに支えられながら少しずつ経験を重ねてきました。その過程で、「できることが増えた」「利用者さまに頼ってもらえた」と成長を実感する瞬間が必ず訪れます。

大切なのは1人で抱え込まないことです。周囲に頼りながらコツコツと経験を積み重ねていくことで、訪問看護ならではのやりがいを感じやすくなります。

白ゆりで「訪問看護」の仕事に挑戦してみませんか

白ゆりは「笑顔とおもてなし」を大切にし、チームで地域医療を支える訪問看護を実践しています。ICTの活用や教育体制の充実により、訪問看護が初めての方でも安心して働ける環境を整えています。

また、訪問での気づきや喜びをチームで共有しながら、やりがいを実感できる温かな職場風土も特徴です。

白ゆりでは、毎週火曜日に職場見学会を実施しています。「まずは雰囲気を知りたい」という方も、ぜひお気軽にご参加またはお問い合わせください。

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編集部

訪看オウンドメディア編集部

訪問看護師として働く魅力をお伝えすべく、日々奔走する白ゆりのWebメディア担当。
ワークとライフに役立つ記事を中心に、訪問看護に関するさまざまな情報を発信しています。

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