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【座談会】訪問看護はどんな人に向いている?白ゆりスタッフのリアルな声をお届けします

【座談会】訪問看護はどんな人に向いている?白ゆりスタッフのリアルな声をお届けします

どの職業においても転職をする際に、「自分に向いているだろうか」「どんな人が働いているのかな」と考える方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、白ゆりで働く主任たちに集まっていただき、訪問看護に向いていそうな人の特徴や白ゆりの雰囲気についてお話を聞く座談会を行いました。

白ゆりへの応募を考えている方は、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。

2分でわかる!白ゆり訪問看護の働き方

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座談会参加メンバーの紹介

座談会に参加いただいた4人のメンバー

今回の座談会では、4人のスタッフに集まっていただきました。

①A.H看護師
入社:2021年7月
所属:白ゆり手稲

②S.O理学療法士
入社:2020年1月
所属:白ゆり中央

③A.O看護師
入社:2022年7月
所属:白ゆり環状通

④S.W理学療法士
入社:2019年6月
所属:白ゆり南郷

なぜ白ゆりに?主任スタッフ4名の転職理由

——まず始めに、皆さんが白ゆりで働こうと思ったきっかけや決め手を教えてください。

A.H:
看護学校時代の後輩が白ゆりに勤めていて、「一緒に働かない?」と声をかけてもらったことがきっかけです。元々、回復期病院で在宅復帰に向けた看護を行っていたので訪問看護への興味もありましたし、在宅の勉強をしたい思いもありましたね。

後輩が活き活きと働いているところや、女性が活躍している会社という部分にも魅力を感じました。

S.O
実は自分も、Hさんと前の職場が同じなんです。

A.H:
そうなんです。白ゆりに入ったら見知った方がいて、びっくりしました(笑)。

S.O:
そうそう(笑)。なので僕も、病院で在宅復帰を目指すリハビリに関わった経験がありました。そうした接点もあって、在宅に送り出す側から実際の生活をフォローしたい思いが芽生えたのが、訪問看護で働きたいと考えたきっかけです。

S.W:
僕は介護老人保健施設で働いていたので、病院よりも在宅に馴染みが深かった。訪問リハビリの経験もあったので、転職を考えたときにその経験を活かせる職場で働きたいと思いました。

ほかにいくつか転職先の候補はあったんですけど、白ゆりは訪問看護以外にもサービス付高齢者住宅などの介護施設も運営していて、母体がしっかりしている印象を受けました。

A.O:
規模の大きさは私も意識しました。ずっと病院に勤めていたんですが、ライフイベントがあって一度夜勤の生活から離れてみたくなり…。学生のころに地域看護や在宅看護を学んでから在宅には興味があったので、訪問看護はどうかな? と探してみたのが転職のきっかけです。

白ゆりは会社規模も大きく、働き方などの説明を受けて「ちゃんとしている会社」というのが分かりましたし、ここなら頑張れるかなと思ってエントリーしました。

編集部:
理由はさまざまですが、皆さん訪問リハの経験や在宅看護への興味など多少の接点があったという点は共通していますね。

A.O:
そうですね。地域に興味関心がないと、そもそも訪問看護に転職するという選択肢が出てこないかなと思います。

H.A:
それこそOさんが言うように、実習での訪問看護の印象が良くて将来的に在宅に行きたいけど、まずは病院で経験を積んでから行く、みたいな人が多いのかな。
若い方だと、まずは急性期で知識を学ぶイメージがあるので、すぐに訪問看護へとはならないかも。

私の場合は、産休を経たことでさまざまな部署を経験させていただき、その際に地域包括や回復期にも携わったのがきっかけで在宅に行き着いたところがありますね。

S.O:
リハビリの話になりますが、僕の前職は訪問リハの部署もあって、何となく憧れがありました。訪問リハにいた人たちって色んなことを知っていて、なんか格好いいんですよ。自分がいた職場だけかもしれないですけど、いつか訪問リハをやりたいと言っている人は多かった印象があります。

——訪問看護の仕事に対する不安やプレッシャーはありましたか

S.O:
僕は訪問が初めてだったので、1人で利用者さんのご自宅に行くことに対する漠然とした不安がありましたね。トラブルがあったらどうしようって。実際に現場でも、経過を見るべきか相談すべきか、相談は誰にすべきかなどの判断に迷いました。

でも、その場で判断しなくても一旦事務所に持ち帰って相談したり、不明なことは都度聞くようにしたことで、自然と不安も消えていきました。

H.A:
私も入社後は先輩たちから利用者さんの担当を引き継ぐことが多くて、自分の看護で本当に通用するかというプレッシャーを感じました。訪問看護はやはり個人としての責任が大きい仕事なので。

ただ、白ゆりは直行直帰がないからかスタッフみんなで喋る機会があって、そこで先輩から助言をいただくことができたので慣れていけたのかなと思います。

A.O:
訪問看護=1人で訪問するという点は覚悟していたので、「あまり不安に感じないようにしよう」みたいなスタンスではいました。ただ、病棟ではすべての疾患の領域を経験したわけではないので、幅広い疾患に対応する訪問看護の勉強に追いつけるかなという不安はありましたね。

S.W:
逆に僕は訪問リハの経験があったので、1人で訪問先に行く不安はなかったです。入社した当時は白ゆりでもまだ教育体制など内部の制度が整っていない時代でしたので、必死についていったらあっという間に日々が過ぎていったという感じでしたが。

現在は職員の数も増えて、教育・サポート体制もしっかり整えているので安心していただければと思います。

A.O:
あ、あと、札幌に引っ越してすぐ白ゆりに入社したので、訪問先の道を覚えられるかという心配がありました。札幌の道に慣れていなかったので……。

H.A:
それで言うと、私も運転が上手い方ではないので、そこのハードルは若干ありましたね。正直、1年目は運転で心が折れそうになった場面もあって(笑)。でも1年経てば運転にも慣れて自信がついたので、冬も無事越せました。

訪問看護に向いている人の特徴は“柔軟性”にあり

——訪問看護は病院とはまた違う視点やスキルが必要だと思うのですが、訪問看護に向いている人はどんな方でしょうか?

H.A:
実際、病院から訪問看護に転職する方は多いんですけど、病院の指示受けスタイルは変える必要があるかなと思います。病院だと指示を出す医師がすぐ近くにいるんですけど、訪問看護は訪問診療の先生が訪問に出ているので連絡に時間がかかる場合もあります。そこのタイムラグにもどかしさを感じて病院に戻ってしまう人もいますね。

急いで確認すべきことは直接電話をしたり、持ち帰っても問題ない内容はメールをしておくなど、やり方さえわかれば難しくはないんですけど……。もしかしたら、真面目すぎる人は苦労しやすいのかもしれません。

S.O:
訪問看護は白黒はっきりしない場面が結構あって、例えば病院だったら「これは絶対にダメ」と医師が言い切ってくれることも、在宅だとそう言い切れない、ということもあるので、悶々と悩むことはあるかも。自分もいまだに悩みますし、そこを柔軟に対応できる方が向いてるのかなと思うのですが、どうでしょうか。

S.W:
僕も柔軟性がある人が向いているのかなと思います。病院でこう教わったから「こうするべき」という考え方だと、在宅はちょっと難しい。あと、スキルや技術に着目しやすい方もかな。

もちろんスキルが高いことに越したことはないけれど、僕たちが考えるべきなのは、そのスキルが利用者さんの生活につながるかどうかなんです。なので、利用者さんの生活全体を柔軟に考えられる方なら訪問看護に向いているのかなと思います。

S.O:
食事の飲み込みが悪い方の場合、病院なら「特定の食材は命の危険に関わるから絶対に食べさせない」と判断できますが、在宅だとそこがちょっと曖昧というか。ご本人やご家族が「大好物だし、食べられるうちは食べたい」と望むなら、その希望に寄り添ったケアを考える必要があって、そこをギャップとして捉えてしんどくなっちゃう人もいます。

O.A:
ケア以外の仕事に対しても柔軟性が求められますね。訪問以外にも、ケアマネさんへの報告などの細かい連絡や書類の作成などの業務をスケジュールの合間に差し込むので、そういう意味で訪問看護はマルチタスクだなと感じます。

想定していた訪問スケジュールの変更も多いので、やることが増えて焦っちゃう方もいます。ある程度は周りでもフォローしますけど、訪問看護で働くなら、業務を整理しながら柔軟に対応していく働き方に慣れていかないとですね。

あと、看護の考え方や柔軟性はもちろんですけど、コミュニケーション力も重要だと思います。訪問看護は関連職種とのお付き合いが本当に多い!

S.O:
明るい方が向いていますね。利用者さんやご家族、ケアマネさんや病院の看護師さんなど他職種の方と話す上でも、ハキハキしている方がいいかなと。

O.A:
そうですね。訪問看護は1人でケアマネさんに顔出しに行くことが多いですし、こういうことは病院だとほぼしないので、そこが慣れずに戸惑ってしまう部分はあると思います。

人見知りせず、とりあえず「関わりのある方と話をしてみよう! 挨拶してみよう!」という度胸がある方は向いているかもしれません。

白ゆりの雰囲気に合うのは“笑顔と素直さ”を大切にできる人

——皆さんが考える「白ゆりらしさ」を教えてください。白ゆりらしい文化や雰囲気でもOKです。

S.O:
白ゆりはいい意味で部活っぽいところがあるなと思っていて。Hさんがおっしゃったように直行直帰ではないので、何かしら喋る機会が多いんですよね。

それで助けられることも結構あるし、仕事の愚痴なんかも言い合うことでストレス発散になることもあります。世代の近いスタッフが多いので、ほどよくフラットで話しやすい雰囲気があるのがいいなと思います。

O.A:
話しやすいのはありますね。会議を設けたり特別なことをしなくても、看護師とリハビリスタッフ同士で助け合って相談し合える雰囲気があって、事務所の一角で何となく人が集まって相談の場になる、という自然さがすごくいいなと思います。

私もリハビリのことをたくさん教えてもらってきたし、逆にリハビリスタッフから体調や薬といった病気の相談を受けて教えることがあります。そういう関係性のベースができているのが白ゆりらしいかも。

白ゆりのおもてなし四原則
おもてなし四原則を意識した訪問看護サービスを提供しています

H.A:
朝礼時にみんなで「訪問看護リハビリステーション白ゆりのこだわり」を読む文化は、白ゆりに入って初めての経験でしたね。今まで病院理念とか全然考えたことなかったですし。最初はびっくりしましたけど、毎朝反復することで会社のビジョンや理念が頭に入るので、仕事の方向性を言葉に落とし込みやすくなりました。私は、おもてなしの四原則がすごい好きだなぁと思います。

※訪問看護リハビリステーション白ゆりのこだわり:白ゆりが大切にしている仕事をする上でのこだわりをまとめたもの

S.W:
Hさんが言った内容をお借りすると、僕が入職した年のテーマが運動の部活に近い感じで、正直、最初はちょっと戸惑いましたね(笑)。

ただ、会社のこだわりを毎日読んでいくと、社会人としての当たり前を再確認できるところがあります。理念が一致しているからこそ方向性が定まって、仕事でやるべきことが明確になるのかなと思います。

——白ゆりらしさについてお聞きしましたが、ズバリどのような方が白ゆりの雰囲気に合いそうでしょうか?

H.A:
明るく笑顔で訪問できる方は大丈夫です! あとは健康的な人かな。心身ともに健康であれば、訪問看護という仕事自体を続けられると思います。訪問看護は利用者さんと1対1が基本なので、自分が元気じゃないと利用者さんも元気にできません。

O.A:
健康という面ではタフさというか、すぐにくじけない気持ちも大事だと思います。

H.A:
そうですね。私自身、訪問看護が大変だと思うこともありましたが、笑顔と健康に気をつけながら仕事を続けたことで、病院にいるときよりも人間として成長できたと感じます。

S.O:
明るく素直で、柔軟性があれば大丈夫かなと。あと、心の健康は大事だなってお二人の話を聞いていて思いましたね。仕事のストレスをうまくガス抜きする方法を、自分なりに持つのがいいのかなと感じます。

それと、訪問看護経験の有無はあんまり関係ないんじゃないかなぁ。白ゆりは、採用時研修や教育体制も充実しているので、最初は慣れないことがあっても、一緒に働くスタッフと頑張っていこうというスタンスが大事だと思います。ここで言う「一緒に頑張っていく」は、周囲の考えを素直に聞けるということです。

訪問看護では、色んな方の考えや意見を素直に「そういう考えもあるのか」とまず受け止める姿勢があった方が、働きやすいと思います。

S.W:
皆さんのおっしゃる通りですね。明るく元気で素直に、チームで看護の質を高めていこうと考えられる方と働けたらと思います。

O.A:
周りの意見を素直に聞くのはもちろん、困ったときに1人で抱え込まないで素直に聞けるというのも大事ですね。利用者さんの生活を良くしたいという思いがあれば、おのずとできてくることだと感じます。

今まで経験してきたことは大事に活かしてほしいし、その知識やスキルが必要になるときはたくさんあるんですけど、働き方というか、視点を変えてみることが大切ですね。

S.W:
僕は新人さんに仕事を教えるときに、「スキルだけじゃなく、保険制度などさまざまな背景を含めて利用者さんを取り巻く全体を見ていきましょう」という話をします。それが、私たち白ゆりが目指す「利用者さんの生活をプロデュースする」ことにつながるのだと思いますね。

白ゆりはスタッフみんなで協力していくことを大切にしている会社なので、自分だけでどうにかしようと思い込みすぎず、不安なことや相談事は周りにどんどん聞きながら視点を広くし、訪問看護のやりがいを感じていただければ嬉しいです。

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編集部

訪看オウンドメディア編集部

訪問看護師として働く魅力をお伝えすべく、日々奔走する白ゆりのWebメディア担当。
ワークとライフに役立つ記事を中心に、訪問看護に関するさまざまな情報を発信しています。

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